マルウェア(スパイウェアやウィルス)等の対策用に各種提供されている HOSTS ファイルを導入してみようという方には、koni さんがカスタマイズ & 日本語化された HostsToggle も合わせて利用させていただくことをお勧めします。HOSTS ファイルの管理が大変便利になります。しかし、一度は手作業での入れ替えや編集を行ってみるのも良いかもしれません。そうすれば HostsToggle の機能も把握し易いでしょうし、その便利さも実感し易いでしょうから。

もちろん、何らかの理由で
HostsToggle が使えない/使いたくないという場合には、手作業だけに頼る方法でも OK (PC の保護効果は同じ) です。
<HOSTS ファイル利用の意義>スパイウェアやウィルスが「HOSTS ファイル」を書き換えて、セキュリティベンダなどへのアクセスを不可能にしてしまうことがあります。
逆に言えば、HOSTS ファイルを利用して悪質サイトへのアクセスを遮断したり、バナー広告をカットしたりもできるわけです。
例えば「IE-SPYAD」は IE による通信の制限(言わば「毒抜き」)を行いますが、HOSTS ファイルを利用すれば、特定のホストに接続しようとする全アプリの通信を完全に遮断することができます。
HOSTS ファイルの利用は、スパイウェア感染の「予防」策として有効なだけでなく、
感染後の不正な情報送信と感染拡大の防止にも効力を発揮するはずです。
HOSTS ファイルの仕組みについての詳細は、【アダルトサイト被害対策の部屋】管理人の
群青さんによる大変分かりやすい解説も参考にさせていただきましょう。
広告カット & 悪質サイト対策用の HOSTS ファイルは多数提供されているようです(
こちらのガイドをご覧ください)。
中でも有名、かつ更新も定期的に行われているのは、Spybot-S&D、Lavasoft、SpywareInfo の各サポートフォーラムでもアップデート情報を知ることができる下記の 2 つだと思います。
MVPS (項目数 四千 超)http://www.mvps.org/winhelp2002/hosts.htmhpguru's (項目数 三万 超)http://www.hosts-file.net/downloads.htmlここでは、サイトの解説が詳しくて分かりやすい上に、項目数もほどほどの MVPS について導入方法をご紹介します。
<基本事項の確認>MVPS HOSTS ファイルの公式サイトや HostsToggle のマニュアルでも説明されていますが、「HOSTS ファイル」は以下のフォルダにあります。
言うまでもないでしょうけれど、
HOSTS ファイルが入っているフォルダを開くためのショートカットを作っておくのも便利です。
Windows XP = C:\Windows\System32\Drivers\Etc
Windows 2K = C:\Winnt\System32\Drivers\Etc
Win 98/ME = C:\Windows
拡張子の付いていない (そのままダブルクリックしても開けない) ものですが、実体はメモ帳などで編集可能なテキストファイルです。
なお、
HOSTS ファイルは本来 "HOSTS" という大文字の名前であるべきだそうですが、なぜか OS に最初から入っているのは "hosts" という小文字名の場合があるようです。
通常の個人用 PC の場合、HOSTS ファイルはあってもなくても構わないようです。しかし、念のために元のファイルをバックアップしておけば、さらに安心して入れ替え/編集を行うことができます。
<MVPS HOSTS ファイル導入の手順>1) HOSTS ファイルをバックアップする。SpywareBlaster に付属する Tools 中の Hosts Safe などを利用して行っても良い。
2)
公式サイトから hosts.zip をダウンロードして解凍(最終更新日付については、Zip ファイルへのリンクの右方を見れば確認できる)。なお、hosts.zip リンクのすぐ上にある
To view the HOSTS file in plain text form をクリックすれば、HOSTS ファイルの内容を Web ページとして見ることもできる。
3) 現在の HOSTS ファイルを、上の作業で解凍して得られた HOSTS ファイルと入れ替える。
Windows 9x 系 の PC では、Hosts ファイルが有効になっていない(hosts.sam というサンプルファイルの状態になっている)ことがあるようです。その場合は「入れ替え」るのではなく、新しい HOSTS ファイルを入れるだけでも良いと思います。
4) 使用を中止する場合は、バックアップしておいた以前の HOSTS ファイルに戻すだけで良い。そのまま使い続けるなら、更新版が出るたびに 2) と 3) を繰り返す。
<注意点>・
Ad-aware による大量の過剰検出が発生します。(この問題は、Ad-aware が 6.181 から SE にバージョンアップして解消しました。)
・
CWShredder を実行すると HOSTS ファイルから大量の項目が削除されてしまうようです。(この問題は、CWShredder のバージョン 1.59.0001 で解消しました。)
・ ページ機能の一部が働かない場合は、HOSTS ファイルの有効/無効を切り替えながらファイアウォールのログを見て原因を特定しなければならないこともあります。有効/無効の切り替えは、上記の HostsToggle などを利用して行うのが便利です。
・ HOSTS ファイルによってアクセスが遮断された場合、例えば IE なら「取り消されたアクション」「ページを表示できません」などというエラーになります。どの URL が遮断されたかを知るには、エラー表示の部分で右クリックから「プロパティ」を参照します。
・ 変更(有効/無効の切り替えも含む)した HOSTS ファイルの内容を正しく反映させるためには、いったんブラウザを終了させたり、Windows のバージョンによっては OS の再起動が必要な場合もある(?)ようです。
・ Win2k/XP の場合、OS の持つ DNS キャッシュ機能が HOSTS ファイル中に指定された大量の項目を読み込むことになる結果、パフォーマンス低下が起きることもあるそうです。
その場合には、このスレッド下方の投稿で説明されている通り「DNS Client サービス」を切ることで対処する必要があります。
・ プロキシ使用時にも HOSTS ファイルを有効にするためには、そのための設定が必要になるようです。
・ 広告カットの効力については、それほど実感できないかもしれません(Doubleclick へのアクセスなどは殆ど全て遮断できるようですが……)。
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以上の説明に間違っている部分がありましたら、ご指摘よろしくお願いいたします。(HostsToggle v 2.1 - b.d.c. edition の公開を機に、以前の投稿を全面改訂させていただきました)